いよいよ自分で工事
工事といっても拍子抜けするくらいの単純な作業。
ここまでの「確認」と「用意」があれば、簡単♪
概要を説明すると、「戻し配線」ということを行います。
それは今までアンテナもしくはケーブルテレビからの信号を分配器で各部屋に送っていましたが、その1つを逆に分配器に「戻す」という意味です。
・アンテナ→分配器→リビング から
・リビングのONU→分配器→各部屋 に変更するのです。
その際のケーブルは既存の壁の中の配線を使います。
配線に方向性はありません。だから2階から1階に来ていた信号を逆に1階から2階に送ることも可能なのです。
配線の確認(屋根裏での作業)
・まずは現配線のままの状態で屋根裏に上がり、分配器の各配線(写真の場合は下側の4本)を抜きながらどの配線がONUの置いてある部屋(我が家の場合はリビング)の配線か確認します。
・そして「ONUのある部屋からのケーブル」を分配器からはずしておきます。
「我が家の場合は右から2番目がリビングと通じていました」
ONU周辺の配線(部屋に戻っての作業)
・ONU背面の同軸端子に用意した「5C」ケーブルをさします。
・反対側に分岐器をつけます。
「下側はONU側。右はメインで壁面端子へ、左はテレビに」
・テレビ側の端子には市販されているテレビのケーブルで十分です。
・壁面端子側には同じく「5C」ケーブルをつなげ、壁面端子に挿します。
これでONUからの信号は屋根裏のケーブルに行きました!!
配線交換(屋根裏での作業)
・分配器の上側に挿してあったケーブル(多くは屋外アンテナから来ていたもの。我が家の場合はケーブルテレビからきていたもの)を抜いて、代わりにONUから(我が家はリビングの壁面端子から)のケーブルを挿します。
→これでONUからの信号が分配器を通じて均等に各部屋に分配されました。
・ONUからのケーブルがささっていたところは「偽抵抗」を入れて信号の反射などを防ぎます。
分配器の配線変更!
以上です。
作業時間は15分未満。
あとは各部屋のテレビが全チャンネル映るか確認します。
我が家は地デジだけなので、まったく問題ありませんでした。
BS・CSの場合は信号レベルがシビアなこともあるのかもしれません。
実はこの工事をプロに頼むと15000円以上かかるのです。
自分で資材を用意すればたったの約3000円です。
宅内配線の種類によってはうまくいかないこともあるのでプロにおまかせしたほうが良いこともありますけどね。
例えば
・分配器がない場合
・壁面の同軸端子が銅線をまきつけるタイプや2股にわかれるタイプの場合
などなど。
注意
・我が家にはケーブルテレビ時代のブースターが分配器の横に存在しましたが、あえて使用せずにそのまま全部屋へ分配しました。ONUからの信号は十分なレベルであるとネットに書いてあったのと、余計な増幅を行い信号が強くなりすぎると映りが悪くなると言われているからです。
ユーチューブでは動画で解説しています(スカパー)
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